投資で失敗しないために、始める前に必ずやること

資産運用

「みんなが買っているから、この投資信託にしよう。」

実は私自身、投資を始めたばかりのころ、そんな理由で商品を選んでいた時期がありました。

その結果、長期投資のつもりで始めたのに、気づけば1年もたたずに運用をやめてしまうことに。

 

なぜ運用が続かなかったのか。

あとから振り返ると、目的を決めないまま、手段から入ってしまっていたことが原因でした。

 

これから投資を始めようとしている人に、まず最初に知っておいてほしいことがあります。

この記事では、商品選びの前に必ずやるべき大切なステップについてお伝えしていきます。

 

投資をスタートする前に、まずやること

投資を始める前にまずやること、それは投資の目的を決めることです。

 

「それって当たり前じゃないの?」と思うかもしれません。

でも、目的を具体的に言語化できている人は、意外と少ないです。

「なんとなくお金を増やしたい」「老後が不安だから」という漠然とした理由のまま投資をスタートしてしまうケースは、私が見る限りとても多いように感じます。

 

「何年後にいくらにしたいか」を決める

投資の目的は、「何年後に、いくらにしたいか」という形で決めていきましょう。

たとえば「20年後に老後の資金として2,000万円を準備したい」「10年後に子どもの教育費として500万円を作りたい」のように、期限と金額を数字で明確にしてみることが大切です。

 

目的が違えば、手段も変わる

同じ「500万円を4,000万円にしたい」という目標でも、「1年後に」という人と「30年後に」という人では、とるべきリスクや選ぶべき手段がまったく違います。

 

目的が明確になってはじめて、自分に合った手段を選べるようになります。

目的を決めて、手段を選ぶ。

この順番を守ることが、投資を長く続けるための基本となります。

 

目的を決めずに投資を始めると起こること

「みんなが買っているから」では続かない

私自身がまさにこのパターンでした。

「みんなが買っているから」という理由で投資信託を選んだ結果、本来の目的に対して適切な手段が選べておらず、長期投資のつもりで始めたのに1年で運用をやめてしまう結果となりました。

 

目的がないと、適切な手段や投資商品を選ぶことが難しくなります。

必要以上にリスクをとって投資が続かなかったり、逆に続いてもリスクをとらなすぎたりすることで、「何年後に、いくらにしたい」という投資の目的を達成できないことが起こりえるのです。

  

「とりあえず新NISA」が目的になっていないか?

最近よく聞くのが、「とりあえず新NISAをやっています」という話。

新NISA(少額投資非課税制度=一定額までの投資利益が非課税になる制度)は、うまく活用すればとても心強い制度です。

 

ただ、新NISAはあくまでも手段のひとつです。

「新NISAをやること」自体が目的化してしまうと、商品選びや毎月の積立額を適切に決めることができません。

ふたを開けてみたら老後に必要な金額に全然届かなかった…ということにもなりかねないので、目的ありきで活用していくことが大切なポイントです。

 

投資の目的の決め方:2つのことを考えよう

投資の目的、というと難しそうに感じるかもしれませんが、やることはシンプルです。

次の2つを考えるだけで、投資の目的はかなり見えてきます。

 

老後にどんな生活をしたいか、想像してみよう

どのような老後生活を送りたいか、に正解はありません。

人によって「ある程度普通の生活ができればいい」「月に1回は旅行をしたい」「海外で暮らしたい」など、理想の老後はさまざまです。

 

ただし、この違いが老後に必要なお金の金額に直結します。

まずは自分の理想のライフスタイルをざっくりと思い描いてみましょう。

 

何歳まで働くかを考えよう

もうひとつ大事なのが、「何歳まで働くか」という視点です。

60歳で仕事を辞めるのか、65歳まで働くのか、70歳まで続けるのかによって、投資で準備すべき期間と金額が変わってきます。

 

この2つが整理されると、「何年後にいくらを目指すか」という投資の目的が自然と見えてきます。

 

運用中に目的を見直してよい

日々の生活を送る中で、価値観や考え方が変わっていくことは往々にしてあります。

例えば、私は海外での生活経験がありますが、このような環境下では日本にいるときとは違う価値観や視野の変化をもたらすことがあります。

「老後は日本でのんびり暮らすつもりだったけど、退職後はいろんな国を旅してみたい」と気持ちが変わることもあるかもしれません。

 

それはとても自然なことだと思います。

 

ライフスタイルの理想が変われば、老後に必要なお金の金額も変わります。

つまり、投資の目的自体に変化が出てくるということです。

 

その場合は、運用計画を見直していきましょう。

決めた目的をずっと固定しておく必要はなく、定期的に「今の目的はこれでいいかな?」と確認しながら、柔軟に調整していくことが長期投資を続けるうえで大切になっていきます。

 

まとめ

まだ投資を始めていない方は、まず「何年後にいくらにしたいか」という目的を考えるところからスタートしてみてください。

商品選びはその後でOKです。

 

すでに運用を始めている方は、今一度「自分の目的」を確認してみてほしいと思います。

今の運用内容で、その目的を達成できそうでしょうか?

 

目的から始めること、それが投資を長く続けていくための一番の近道だと思います。

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